履正社(大阪)が竹田祐投手(3年=183センチ、84キロ、右投げ右打ち)の投打に渡る活躍で準優勝した14年以来、3年ぶりの4強入りを果たした。

 竹田はキレの良い直球、スライダー、フォークなどを制球良く低めに集め6回までパーフェクト。7回、先頭の植田にソロ本塁打を許し大記録は消滅。それでも9回完投、2安打1死球1失点とエースの役割を果たした。

 打っても5回、暴投で先制点を挙げた後、貴重な2点二塁打を放ち自らの投球を助けた。

 竹田は「今日はバランスが良くていいボールをいっぱい投げられた。(完全試合は)意識していなかった。(植田に打たれた本塁打は)いいバッターなんで打たれても仕方がないと。大丈夫でした」と話した。

 センバツの完全試合は過去に78年に松本稔(前橋)、94年に中野真博(金沢)が達成している。