大体大浪商が上宮太子に競り勝ち決勝進出を決めた。

 試合は大体大浪商・宮本大勢投手(3年)と上宮太子・森田輝(ひかる)投手(3年)のエース同士の投げ合いになった。宮本は9回を投げ抜き6安打1失点。得点を奪われた9回以外三塁も踏ませない、安定した投球を見せた。森田も14三振を奪うなど気迫のこもった投球を見せたが、味方の援護に恵まれなかった。

 宮本は「昨日(6日準々決勝・関西創価戦)リリーフで登板して納得のいくピッチングができなくて、絶対に0で抑えようという気持ちでした」と胸を張った。四田勝康監督も「やっぱり(上宮太子の)背番号1が最後まで立ってたんで。2、3連投で頑張ってる姿を見た時に、簡単に降ろせないなと思った」とエースの熱投を後押しした。

 決勝は13日に舞洲球場で行われ、大体大浪商はセンバツ覇者の大阪桐蔭と対戦する。