春季高校野球北信越大会(6月3日開幕、ハードオフ新潟、三条パール金属スタジアム)の組み合わせが25日に決まった。地元開催の新潟からは、県大会4強に進出した上位4校が出場。優勝の日本文理は4日の2回戦(ハードオフ新潟、午後0時30分開始)から登場し、今春のセンバツに出場した福井工大福井(福井2位)と東海大諏訪(長野2位)の勝者と対戦する。

 日本文理・大井道夫監督(75)は「優勝。それしかない」と地元開催だけに、3年ぶりの北信越王者を意気込む。県大会の準決勝、決勝とも圧勝した戦力は、さらに充実する見込み。ともに右肘痛でメンバー外だった昨秋エースの西村勇輝(3年)、最速148キロの鈴木裕太(2年)が復帰間近で、投打ともベスト布陣に近い。昨秋の準決勝で逆転負けし、センバツ切符を奪われた高岡商(富山1位)とも準決勝で再戦の可能性があり、ナインのモチベーションも高い。

 北信越に2季連続で出場する関根学園は、啓新(福井1位)に挑む。190センチの大型スラッガー荒井颯太外野手(3年)と最速150キロに迫る啓新のエース牧丈一郎(3年)との対決は注目だ。新潟明訓は部田(とりた)隼平主将と伊藤新(あらた)内野手(ともに3年)の1、2番コンビが上位進出のカギを握る。