来春センバツ(来年3月21日から12日間・甲子園)の21世紀枠最終候補9校が15日、発表された。来年1月27日に行われる選考委員会でこの中から3校が選出される。各校の特色は以下の通り。(共同)

 ▽女満別(北海道)全校生徒数130人余りの小規模校。野球部も19人と少数だが、効率の良い練習で実力をつけた。

 ▽石巻工(東北=宮城)東日本大震災で大きな被害を受け部員の約7割が被災。逆境を乗り越え秋季東北大会に初出場。

 ▽高崎(関東・東京=群馬)県内有数の進学校。生徒の半数以上が運動部所属の文武両道。1981年に選抜大会出場。

 ▽大垣西(東海=岐阜)校内の清掃活動や登校時に校門でのあいさつ運動で地元にとけ込む。秋季県大会ベスト4。

 ▽金沢西(北信越=石川)。秋季県大会を制した県内公立校の雄。工夫したメニューで練習時間の少なさを補う。

 ▽洲本(近畿=兵庫)1897年開校。「至誠、勤勉、自治、親和」を校訓とし文武両道を実践。全部員が淡路島出身。

 ▽広島観音(中国=広島)単独でグラウンドを使用できるのは土、日の午後だけ。工夫を重ねた練習で実戦不足を克服。

 ▽小松(四国=愛媛)男子生徒が全体の3分の1と少ない中、勝利への意識改革を図りチーム強化。秋季県大会で優勝。

 ▽宮崎西(九州=宮崎)県内屈指の進学校。初出場の秋季九州大会では準々決勝に進出。ボランティア活動にも積極的。