<春季高校野球関東大会:常総学院5-4帝京>◇2回戦◇18日◇栃木県総合運動公園

 

 点の取り合いを制した常総学院(茨城2位)が3回戦に駒を進めた。4点を追う8回、1点を返してなお無死満塁。3番進藤逸(すぐる)内野手(2年)が初球のスライダーを走者一掃となる右中間への適時二塁打で同点とした。続くプロ注目の4番内田靖人捕手(3年)も初球の直球を左翼線への適時二塁打を放ち、逆転に成功した。

 7回までは清水昇投手(3年)にわずか2安打と苦しめられていたがこの回、8番打者から6連続安打で5点を挙げ、逆転勝ちした。

 佐々木力監督(46)も「8回に選手がベンチの指示ではなく、自分で判断して打ってくれた。それまでフォークやチェンジアップが打てなかった。これからの課題です」と話した。