<高校野球神奈川大会:桐光学園4-2相洋>◇14日◇2回戦◇保土ケ谷・神奈川新聞スタジアム
桐光学園・松井裕樹投手(3年)が苦しみながらも初戦を突破した。
4回まで無失点に抑えていたが代名詞でもある「奪三振」はわずか2個。すると5回、安打と死球、暴投でピンチを招くと9番打者の栗田に2点適時打を許し同点に追いつかれた。それでも6回から変化球を増やし、相手打線を翻弄(ほんろう)。9回1死満塁の大ピンチも三振と内野フライで切り抜けた。
9回124球を投げ7安打2失点。奪三振は9個だった。
松井は「チームとして初戦を取れてうれしい。苦しい試合になるのは分かっていたので、粘れてよかった。調子は良くなかったが、味方の得点より少なく抑えられたので今日は良かった。苦しい初戦を乗り越えたので、これを糧にして一戦一戦勝って、その先に優勝できればいい」と話した。
松井人気で開門前には500人のファンが行列をつくった。予定を25分早め午前7時35分に開門。外野席も開放した。