明治神宮大会が16日、開幕する。高校の部に出場する10チームを紹介。
【駒大苫小牧=北海道】
決勝戦で札幌大谷に競り勝ち、8年ぶりに優勝した。伊藤大、菊地ら投手陣は4試合で7失点。準決勝と決勝はいずれも1点差で競り勝つなど、勝負強さも目を引いた。04年夏の甲子園で北海道勢初の全国制覇を達成した時の佐々木孝介主将が監督を務める。
【八戸学院光星=東北・青森】
東北大会を2年ぶりに制した。2本塁打の北條(阪神北條の弟)を筆頭に、4試合で34得点。決勝は13点を奪うなど強打が際立った。
【白鴎大足利=関東・栃木】
試合ごとに成長し関東大会初優勝。攻撃重視のチームながら、沖縄出身のエース比嘉、速球が武器の1年生右腕大下ら投手陣も奮闘した。粘り強さが身上。
【関東第一=東京】
東京大会で2年ぶりに優勝。1年生の左腕阿部が準決勝で完封し、決勝でも好救援。指のまめで苦しむエース羽毛田を助けた。
【日本文理=北信越・新潟】
北信越大会を5年ぶりに制覇した。エースの飯塚は全4試合を1人で投げ抜き、打線も好機での勝負強さが光った。
【三重=東海】
19年ぶりに東海大会優勝。今井、中林のバッテリーを軸にした堅実な守りの野球が持ち味で、打線にも切れ目がない。
【龍谷大平安=近畿・京都】
近畿大会で11年ぶり優勝。打線は機動力を併せ持ち、投打ともまとまっていた。投手陣は全4試合で先発した1年生左腕、高橋奎の制球の良さが際立ち、成長ぶりをうかがわせた。
【岩国=中国・山口】
43年ぶりに中国大会優勝。エースで主将も務める柳川が原動力。全4試合を1人で投げ抜き、準々決勝と準決勝では完封するなど存在感を示した。
【今治西=四国・愛媛】
4年ぶりに秋の四国の頂点に立った。エース左腕の神野は準決勝、決勝と完封し、攻撃力も際だった。初戦の追手前(高知)戦では22得点を奪った。
【沖縄尚学=九州】
2年連続で秋の九州を制した。ほぼ1人で投げ抜いた山城大は、計34回を自責点3と安定感。攻撃では機動力を絡め、失策で得た好機を得点に結びつけるしたたかさも光った。