<高校野球東東京大会:帝京6-1関東一>◇31日◇決勝

 東東京大会では、帝京が昨年の覇者、関東一を破り2年ぶり12度目の甲子園出場を決めた。

 プロ注目の4番で主将、松本剛内野手(3年)が7回、試合を決める2ランを左翼席へ放り込んだ。高校通算32本目。「感触が完璧だった」と打った瞬間に両手を突き上げた。今大会は27打数16安打12打点、打率5割9分3厘、3本塁打と打ちまくった。2月、長崎・島原市に住む祖父釣(ひとし)さんを亡くした。1年夏、2年春の甲子園は観戦に訪れなかったため、最後の夏に甲子園で会う約束をしていたという。「活躍する姿を見ていてほしい」と天国の祖父へ誓った。