<センバツ高校野球:中京大中京2-1神港学園>◇29日◇2回戦

 夏春連覇を目指す中京大中京(愛知)が神港学園(兵庫)に競り勝ち、8強入りした。1-1同点の7回2死一、三塁から1番小木曽亮外野手(3年)が左中間を破る、値千金の適時二塁打。先発したエース森本隼平(3年)の好投もあり、1点差勝利で勝負強さを示した。

 これで同校は全国トップを走る春夏通算の甲子園勝利数を、区切りの130勝まで伸ばした。ただ、しびれるような展開をベンチで見守った大藤敏行監督(47)は「内容が内容だったもので、本当に勝ったのかなと…」と苦笑いを交えて、接戦を振り返った。