<高校野球東兵庫大会>◇25日◇決勝

 報徳学園が延長12回、糸井慎太朗主将(3年=捕手)のサヨナラ打で神戸弘陵を2-1で振り切り、2年連続の甲子園出場を決めた。5回に相手に先手を取られたが、6回に近田の適時打で同点。終盤は報徳学園が再三の好機を生かせないまま、延長に入った。12回2死三塁で、糸井の打球は遊撃への内野安打となり、三塁走者が生還。劇的なサヨナラ勝ちで、試合を決めた。糸井は「うれしいです。みんなとここまでやってきた、その思いがこみ上げてきました」と完投のエース近田怜王(れお=3年)と固く抱き合った。