<高校野球西千葉大会:千葉経大付8-0東邦大東邦>◇15日◇2回戦

 西千葉大会2回戦ではセンバツ4強の千葉経大付が東邦大東邦に8-0の7回コールド勝ちした。10球団のプロスカウトが熱視線を送る中、エース斎藤圭祐(3年)が6回無失点で8三振を奪った。

 千葉経大付のエース斎藤が実力を発揮した。6回を3安打無失点8奪三振に抑え、打っても3打数2安打2打点の活躍。ネット裏から熱視線を送った10球団のプロスカウトに存在感を見せつけた。

 スカウト陣の計測では最速142キロの速球とスライダーを中心に73球。プレッシャーがかかる初戦としては上々の投球だった。阪神中尾スカウトは「(投手として)できあがってる」と高評価。しかし斎藤本人は「50点です。スライダーが高めに浮いてしまった」と辛口採点だった。

 沖縄尚学、聖望学園(南埼玉)、東洋大姫路(西兵庫)とセンバツ4強勢が県大会で敗退する波乱続きの中、4強組ではただ1校となって意地もある。斎藤は「(センバツ準決勝で敗れた)聖望学園とやりたかったが、まわりがどうかではなく自分たちは勝って甲子園に行く」と力強く言い切った。