智弁和歌山11点差猛追及ばず/夏の甲子園
<全国高校野球選手権:常葉学園菊川13-10智弁和歌山>◇16日◇準々決勝
智弁和歌山・坂口真規一塁手(3年)は泣いていた。「みんながつないでくれたのが、うれしかった」。7回を終え、11点を追う絶望的展開。8回に自らの2点三塁打などで4点を返し、迎えた9回だ。さらに4点を奪い、打席が回ってきた。
三宅秀二部長に泣きながら声をかけた。「ホームラン狙っていいですか?」。目の前で主将の3番勝谷直紀(3年)が併殺打、走者はいない。差は3点。涙が視界をふさぐ中、思い切りバットを振った。最後は三塁ゴロ。「終わった」と息をついた。
6月に疲労骨折した右足くるぶしは、今大会もテーピングで固め、痛み止めを飲み出場。それでも「言い訳したくない」と最後まで弱音はなかった。進路はプロではなく、進学を希望する。
[2008年8月17日7時20分 紙面から]
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