<高校野球奈良大会>◇10日◇1回戦

 天理が橿原を6-2で下し、初戦を突破した。エース中山貴博(3年)が4安打2失点完投。春以降に本格的に投げ始めたチェンジアップで打者のタイミングを外し、6回まで被安打ゼロに封じた。「直球にスライダーという投球から幅を広げたかった」と、初戦で早稲田実に敗れたセンバツの反省を新球習得につなげた。

 中山はベンチ外も含めて18人いる投手陣のリーダー。「投手は全員で一つ。マウンドではみんなの思いを背負っている」と“勝負服”の赤いスライディングパンツをはき、気持ちを高めての初戦だった。昨年は奈良大会2回戦敗退と、夏の甲子園は06年から遠ざかる。3年ぶりの代表へエースは気合い十分だ。