横浜・筒香我慢の8強/神奈川大会
<高校野球神奈川大会>◇24日◇5回戦
横浜を勝利に導いたのはやはり筒香(つつごう)嘉智内野手(3年)だった。8回表2死一塁、初球の低め直球を振り抜くと、ライナーで中堅頭上を越える二塁打となった。「1球でも見逃したら終わり。ひと振りに集中した」と筒香。期待の70号ではなく、追加点にもならなかったが、この一打で東海大相模に傾いた流れを断ち、12-9で勝利、8強を決めた。
降雨との戦いだった。2度に渡る中断で、計1時間6分試合が止まった。2度目の中断後、12-0とリードしていたチームが突如乱れた。6回には満塁本塁打を浴びるなど、7回までに9点を返された。そんな流れをひと振りで止めた。
6打席中、3度敬遠された。それでも「イライラせず打席に入れた。勝負してもらえた中で1本出て良かった」と落ち着いたもの。渡辺元智監督(64)は「どんなことがあってもボール球に手を出してはいけないといってる。(最後の二塁打に)彼の存在は大きい」と主砲の実力を認める。
試合後、ベンチ裏ではなく、正面玄関前に取材場所が設けられた。神奈川高野連によると「史上初」。先輩松坂でもなかったVIP待遇だ。ひと足先に甲子園への切符を手にした、花巻東・菊池とは5月末の練習試合で対戦し、本塁打を放っている。「甲子園にいってまた対戦したい」と思いをはせた。
[2009年7月25日9時45分 紙面から]
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