<高校野球福井大会>◇28日◇決勝

 敦賀気比が延長11回、北陸に5-4とサヨナラ勝ちし、11年ぶりに夏の甲子園出場を決めた。4-4で迎えた延長11回、敵失で劇的な勝利。プロ注目の143キロ左腕、山田修義(3年)が11安打を浴びながらも16奪三振で勝利を呼び込んだ。今春の北信越大会福井県予選の福井商戦で20三振を奪った実績を持つ山田は「いつもどおりのピッチングができればいいと思います」と甲子園をにらむ。林博美監督(51)は「苦しい流れだったがみんなの気持ちが1つになって勝てた。甲子園でも山田を軸に守り勝ちたい」と語った。

 ◆敦賀気比(つるがけひ)

 1986年(昭61)4月1日創立の私立校。普通科、電子情報科がある。生徒数619人(うち女子268人)。野球部の創部は86年で、部員数は74人。甲子園は夏は4回、春は2回出場し、95年夏は4強入り。主なOBは広島東出輝裕、巨人内海哲也ら。所在地は敦賀市沓見164の1。菊崎俊一校長。