主砲よ、目覚めろ!

 常葉学園橘(静岡)は13日、2回戦の高知戦(17日)に向けて、兵庫・伊丹スポーツセンターで練習を再開。打撃不調の川口雄佑一塁手(3年)は、黒沢学監督(32)の恩師で県高野連常務理事の高橋久雄副部長(54)から特別打撃指導を受けた。

 4番に復帰した初戦旭川大高戦で4打数無安打3三振。この日のフリー打撃でも光は見えなかった。これに、今まで監督に配慮していた高橋副部長が業を煮やした。グラウンドに出て、1対1で「腰から打て」と下半身の使い方を指導。川口も「高橋先生には『左足にもっと壁をつくれ』と言われました」と、わらにもすがる思いで耳を傾けた。

 打ちたい思いは誰よりも強い。初戦の相手投手の特集が映し出されると、常に自分の三振が流された。高校通算41本塁打としての誇りを取り戻すため、前日は宿泊先のホテルで素振り。左足の感覚をつかむと、この日の練習で「ほとんどしない」という打撃アドバイスを、ナインに送った。それは自分へ言い聞かせるためでもあった。「次は打ちます」と固く誓った。