ついにここまで来た、リアル系プロ野球ゲーム

投球フォームやちょっとした仕草も実物とほとんど同じに作られている

　これはすごい！　このリアルさ、こだわりはなんなんだ！　野球ゲームソフト「プロ野球スピリッツ５」（発売元：KONAMI）の映像をテレビで見ていたら、同僚が生の試合と間違えた。そのくらいすごかった。 　まずは何といっても選手がリアルだ。ユニホームはもちろん、グラブの色、リストバンドの色にまでこだわってつくられている。日本ハム森本は緑、田中賢はピンクのリストバンドを装着。１つ注文を付けるとしたら、本物よりちょっと短めのダルビッシュの髪の長さくらい。それ以外はほとんど実物と変わらなかった。
　選手のフォームやちょっとした仕草もそっくり。日本ハムの大物ルーキー、中田翔は打席で体を後ろに反らすし、巨人小笠原が構えた時のバットの角度には寸分の狂いもない。巨人上原の投球フォームも実にリアル。ノーワインドアップから腰をひねり、フィニッシュまで忠実に再現されているのには驚かされた。
　選手だけではない。スタジアムの広告看板、スタンドを埋めるファンの応援パフォーマンスまで本物と同じ。ロッテファンはタオルを持って応援。選手の応援ソングも流れるなど、球場の雰囲気をしっかりと味わえることも魅力だ。 　もちろんプレーは迫力満点。さらに打者とバッテリーの駆け引きも楽しめる。ただ曲げる、落とすだけではない。緩急を使った配球で打者と勝負するのも楽しい。
　インプットされている選手データは今季開幕時点のもの。実際の試合とゲーム内での結果を比べてみるのも面白そうだ。野球ゲームもここまで来たか…。こうなったら贔屓チームの一員になったつもりで、ペナントレースを戦いたい。そんな気分にさせられた。

(C)2008 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
(社）日本野球機構承認
NPB BIS プロ野球公式記録使用
フランチャイズ12球場＋スカイマークスタジアム公認
ゲーム内に再現された球場内看板は、原則として2007年プロ野球ペナントシーズン中のデータを基に制作しています。