MLBが、エリート高校球児によるアマチュア新リーグの発足に動きだしていると、14日付のヤフースポーツが伝えた。

米国では毎年8月に行われるリトルリーグ・ワールドシリーズが非常に人気が高く、大学球児によるカレッジ・ワールドシリーズも注目度が高いが、甲子園のような高校野球人気は今のところない。近年、青少年の球児育成に力を入れているMLBがこれに着目し、新たな高校野球リーグ創設に乗り出したという。

この新リーグは「プロスペクト育成パイプライン・リーグ」と呼ばれる見通しで、リーグを商業化し、育成しながら収益も目指す計画。

同リーグに参加できるのは全米から集められた20年ドラフト候補の有望株80選手で、6月から7月上旬までフロリダ州のレイズ本拠地トロピカーナフィールドなどで試合を行う予定だという。リーグで優れた選手は、MLBが7月に開催するオールスターの関連イベントとして高校オールスターの試合や本塁打競争を行うことも計画されている。

これが来年成功すれば、再来年以降に規模を拡大していく可能性もあるという。詳細は間もなくMLBから発表される見通し。