ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳・水原一平氏(39)が違法スポーツ賭博の借金返済で大谷の銀行口座から450万ドル(約6億7500万円)を盗んだとされるスキャンダルで、大谷の代理人がどの捜査機関に被害届を出したかコメントを避けたと、26日のESPN電子版が伝えた。

同メディアは、大谷の弁護団が「彼は巨額窃盗の被害者。問題を関係機関へ委ねる」と声明を出して以来、何度も大谷の代理人に被害届を出した機関の情報を求めてきたという。26日(日本時間27日)に再び、大谷または大谷の代理人が届け出をした証明となるものを出してほしいと求めたところ、大谷の広報担当がコメントしなかったという。

ESPNは地方、州、連邦それぞれの捜査関係機関に届け出があったか問い合わせたが、確認はできなかった。しかしこの日、合衆国国土安全保障省は、米国の国税局に当たるIRSロサンゼルス支部の犯罪捜査担当部署と協力し水原氏を捜査していると認めたという。それが大谷の口座から窃盗した疑いに関する捜査かは明かしておらず、大谷側と接触したかどうかも明かしていないが「水原氏の役割も含めた全体的な捜査。進行中の捜査について詳細なコメントはできない」と回答したという。

同メディアは、IRSと合衆国安全保障省は連邦検事局と協力し、水原氏の賭けの胴元だったマシュー・ボーヤー氏(48)を昨年10月から捜査しているとも伝えている。

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