<ブルワーズ3-2カブス>◇8日(日本時間9日)◇ミラーパーク

 カブス福留孝介外野手(32)が絶好機に代打を送られる屈辱を味わった。1点をリードの8回2死満塁、ブルワーズが左腕を用意すると、ピネラ監督は福留に代えて右打者ソトを起用した。ソトは遊ゴロに倒れて得点できず。その裏に逆転を許し、結局2-3で敗戦。右対左、左対右のマッチアップにこだわるピネラ監督の采配が裏目となった。昨季に打撃での信用を落とした福留だが、好調続く今季はすでに信用回復をはかれたと思われていた。この日も直前の打席で中前打を放ったばかり。だが、代打に送られたのは打率1割台と不調にあえぐソト。試合後も福留の怒りは収まらず、無言のまま姿を消した。(ミルウォーキー=佐藤直子通信員)