マリナーズ・イチロー外野手(35)が、オリオールズ戦で3打数1安打で今季通算80安打とし、ブルージェイズのアーロン・ヒルと並んでリーグ1位に躍り出た。打率も3割5分9厘で首位打者をキープした。

 3回だった。相手先発ガスリーのチェンジアップをとらえ、右中間フェンス直撃の二塁打。ブルージェイズの遠征先アーリントンは雨天で、試合開始予定から1時間40分後に中止。この時、マ軍はすでに試合を終えていたため、報道陣の質問は暫定トップのもの。普段は仮の話には乗らないイチローだが、こだわりがある安打数の話題には答えた。

 イチロー

 (通算80安打に)予定より、ちょっと早い。(故障者リスト入りで開幕で出遅れ)100本までは(トップに)厳しいと思っていた。こうなるとねえ、(ライバルに)差をつけられるのはしゃくにさわるので、もう(1位のまま)いくしかないですね。

 胃潰瘍(かいよう)で故障者リスト入りし、開幕から8試合を欠場した。それでも1試合平均1・6本のハイペースで遅れを取り戻したどころか、残り100試合以上の時点で安打数でもトップに立った。

 イチロー

 まあ後半戦に入ってからは、そういうペースでいければなあ、というイメージは勝手に抱いてはいましたけどね。

 5回には1死一塁からセーフティーバントを敢行。「僕のバントのミスだよね、単純に」。無警戒の三塁手方向を狙ったが惜しくも捕前ゴロで走者を進めることはできなかったが、進塁打にもヒット狙いの意識がある。11日(日本時間12日)のオリオールズ上原との対戦には「楽しみ」とひと言。上原相手に安打数単独トップを狙う。(ボルティモア=木崎英夫通信員)