メッツの招待選手としてキャンプに参加する高橋尚成投手(34)が、偉大な選手の背番号をつけることになった。高橋は19日、ブルペンで70球以上投げ、捕手から「すべての変化球を思い通りに投げる。まるでグラビンのようだ」と、通算305勝の技巧派左腕の名前を出して褒められた。そして、キャンプで付ける背番号が「78」から、引退したグラビンの「47」に変更されることになった。

 高橋は「ちょっとびっくり。こちらで実績もないのに光栄」と喜んだ。練習を見たミナヤ・ゼネラルマネジャー(GM)も「ビデオで見た通りの投球。5人目の先発を争うと期待している」と話した。ただニューヨーク・タイムズ紙によると、高橋はもし開幕メジャーに残れた場合には、巨人時代の背番「21」を希望しているという。メッツのキャンプは20日にスタートする。