メジャー4年目のキャンプインとなったレッドソックス岡島秀樹投手(34)は今季、新型高速チェンジアップで投球幅を広げる考えでいる。「直球と同じ速さと軌道で打者の手元で落ちるスプリット・チェンジというボールです」。「オキドキボール」と呼ばれる従来の遅いチェンジアップに加え、空振りの取れる高速系の完成を目指す。ファレル投手コーチの前でもテスト投球しており、速度と落差を絶賛されている。21日に初ブルペン投球の予定だ。

 「いまさら直球が速くなるわけでもない。相手も研究してくる。年々進化していくことが生き残りのカギ。フルカウントからでも投げられるように精度を上げたい」。メジャー2年目にもシュート回転しながら沈む「ドキドキボール」を開発した。3つめの「ボール」が岡島の活躍とチームの躍進につながっていく。