ロイヤルズが、ソフトバンクを自由契約となった岡島秀樹投手(36)の獲得に乗り出すことになった。今季はア・リーグ中地区3位のロ軍は投手陣の補強が必須。特にシーズン途中にブロクストンとミハレスをトレードで放出し、元守護神ソリアがレンジャーズにFA移籍した中継ぎ陣のてこ入れは急務。そこで白羽の矢を立てたのが、メジャー復帰を目指す岡島だ。

 レッドソックス在籍時には何度も対戦経験があり、実力は熟知。さらに日本球界に復帰した今季、ソフトバンクで56試合に投げて9セーブ、24ホールド、防御率0・94という数字も魅力。複数の関係者によると球団内では「メジャーでの実績は十分。今季の活躍を見る限り、メジャーでも通用する」と評価されている。

 岡島は今季、ヤンキースとマイナー契約を結んだが、身体検査で左肩の故障が発覚し、契約は無効となった。その後、ソフトバンクに入団し、46試合連続で自責点0を記録するなど破竹の活躍を見せた。もう1度メジャーで投げたいという願いがかなう日も、そう遠くはなさそうだ。