広島は3日、新外国人ネイト・シャーホルツ外野手(31)との契約合意を発表した。

 年俸は約116万2000ドル(約1億4000万円)で、今季加わったヘスス・グスマンを超える1年目外国人としては最高年俸。

 鈴木清明球団本部長は「いろいろ探して、チャンスに強い打者がほしかった。外野の守備はうまいと聞いている。どう使うかは現場の判断に任せる」と期待する。

 すでに6人の外国人選手が在籍するものの、主砲のブラッド・エルドレッド内野手(34)が右膝手術で長期離脱。虫垂炎手術明けのライネル・ロサリオ外野手(26)も本調子を取り戻せていない。ヘスス・グスマン内野手(30)を4番に据えた打線は、2カードを終えてリーグ3位のチーム打率(2割7分4厘)を残しながら、リーグワーストの17得点と決定打に欠ける。

 24年ぶりの優勝を目指す広島が、相次いだ助っ人野手の離脱と、貧打解消のため緊急補強に踏み切った。