ソフトバンク二保旭投手(24)がプロ7年目で初勝利を挙げた。

 8回に登板し、打者3人で抑えた。9回に逆転し、白星が転がり込んだ。「野球をやってきてよかった。正直、長かった。こういう結果になってよかった」。守護神サファテからウイニングボールをもらい、勝利をかみしめた。

 08年に育成2位で入団し、12年に支配下登録された。昨年は2軍でくすぶっていたが、マウンド度胸が工藤監督の目に留まり、開幕からリリーフ陣に組み込まれた。

 今季は中継ぎで、11試合に登板し、2失点と結果を残している。指揮官は「初勝利は僕も覚えているぐらい。いいリリーフをしてくれての勝利。彼にとっても、格別だと思う。勝利の味を忘れないで、これからたくさん味わってほしい」と喜んだ。