広島の菊池涼介内野手(25)が8回に2点差に詰め寄る4号3ランを放ち意地を見せた。

 9点をリードされ、敗色濃厚と思われた8回。エルドレッドの適時打と会沢の3ランで追い上げムードが高まった。5点差で2死二、三塁。この日ここまで2安打の菊池は、追い込まれながら松永の低めスライダーを拾って左翼席に突き刺した。

 チームは敗れたものの、最大9点差から2点差に追い上げた。本塁打を含む今季2度目の猛打賞の菊池は「悔しいです。昨日も内容はそんなに悪い感じではない。まだ先はある」と前を向いた。