南海(現ソフトバンク)や巨人などでプレーし、26日に肺がんのため68歳で死去した富田勝氏の葬儀・告別式が、大阪市内のやすらぎ天空館で営まれた。法大時代の恩師・松永怜一元監督や星野仙一氏ら約200人が参列した。

 星野氏が球友をしのんだ。東京6大学では明大のエースとしてしのぎを削った相手。「お前には一番打たれた」と話しながら、中日では2年間、同じユニホームを着た時期もあり「よく遊んだな」とほほ笑む。楽天監督時代には11年東日本大震災後や13年日本シリーズ前に電話で励まされた。「さようならは言わない。またな」。闘将らしく最後まで涙を見せなかった。