ソフトバンク細山田武史捕手(29)が大きな仕事をやってのけた。横浜時代の11年10月21日阪神戦以来となる先発出場。同点の4回1死二、三塁で初球から積極的に打ちにいった。前進守備の左翼手の頭上を越す2点タイムリー二塁打。「(移籍後)初スタメンですからね。気合で、気持ち一本で打ちました」。その後、三塁まで進むと、ダブルスチールで本塁に生還。

 13年10月に戦力外通告され、同年12月にソフトバンクと育成選手として契約。相次ぐ負傷者で今年4月に支配下登録を果たした。苦労人が4年ぶりのスタメンにハッスルした。