阪神ランディ・メッセンジャー投手(33)が7回を6安打3失点にまとめた。1点リードの2回に逆転を許し、4回も1点を失ったが、尻上がりに復調。5回からの3イニングは無安打に抑えた。6勝目はならなかったが「チームが勝てたことが大きい。自分としても粘ることだけを考えて投げたよ」と笑顔。2発4得点の福留の活躍には「すごくありがたいです」と感謝した。

 この日の7奪三振で、来日6年間で奪った通算三振は832。試合前まで阪神の大先輩バッキーと並んでいたが、外国人投手では球界単独5位に立った。三振が好調のバロメーターかと問われると「数は意識してないよ。それより4球で終わった初回のような投球が理想だよ」とにっこり。郭源治(中日)が持つ助っ人最多1415奪三振までの道のりは遠くても、大車輪で腕を振っていく覚悟だ。