後半戦ローテーション入りへガチバトルだ。阪神は17日に甲子園で全体練習を再開。秋山拓巳投手(24)と岩崎優投手(24)が合流し、今日18日に行われるシート打撃に登板する。2人にとっては25日DeNA戦(甲子園)の先発をかけたマウンド。右腕岩本輝投手(22)は中継ぎ要員として昇格テストとなる。

 秋山は今季初先発となった9日中日戦で6回2失点と結果を残した。「先週1回、1軍のマウンドを経験しているので、浮かれないというか気を引き締めてやらないといけない」。今季5試合に登板したが未勝利の岩崎は「今までのファームの時間が無駄にならないように。まずは明日(18日)いい投球をしたい」と力を込めた。14日から1軍練習に参加している岩本は「中継ぎでも先発でもやることはやってきた」とベストを尽くす。

 前半戦はメッセンジャー、藤浪、岩田、能見の先発4本柱の登板間隔を詰めて起用することもできた。夏本番となる後半戦に中西投手コーチは「若手が出てきてもらわないと困る。どんどんつぎ込んでいく」とローテの谷間には若手投手を投入するつもりだ。秋山、岩崎、岩貞、横山らの台頭が、混戦を抜け出す力となる。