日本ハムは後半戦のスタートダッシュへ、変則の先発ローテーションで挑む。球宴明けの20日楽天3連戦(札幌ドーム)の“開幕”にルイス・メンドーサ投手(31)が先発する。今季の楽天戦は、2度の先発で未勝利ながら防御率2・25の安定感。21日の2戦目は有原航平投手(22)、22日は浦野博司投手(25)と、ともに今季楽天戦で1勝している右腕が続くことになりそうだ。

 上位争いとなる24日からの西武3連戦(西武プリンスドーム)の初戦は、大谷が先発予定。17日の球宴第1戦で先発し2回を投げたこともあり、登板間隔を中6日に空けて調整する。18日の球宴第2戦に先発した吉川も、中6日で25日の同戦に臨む見込み。

 26日は中6日未満で投げられるメンドーサを再び投入し、有効活用する。前半ラスト3試合で2勝、防御率0・43と好調な助っ人右腕。厚沢投手コーチは「バランス良く調子が良い人から、どんどん回していく。メンドーサは状態も良いし、バンバン詰めてもいいかな」と狙いを説明した。

 18日は大谷や中田ら球宴出場選手をのぞき、千葉・鎌ケ谷で練習を再開。メンドーサはブルペン入りし「良かったよ。すぐにでもいけるくらい」と状態の良さをアピールした。1位ソフトバンクとは3・5ゲーム差。首位追撃を照準に合わせ後半戦を向かえる。