横文字打線で後半戦初戦を勝った。楽天が先発オーダーにウィーラー、ペーニャ、サンチェス、フェルナンドを並べ、日本ハムに勝利。フェルナンドの適時打、ペーニャのソロで着実に加点し、少ないチャンスをものにした。大久保博元監督(48)は外国人選手の長打力が徐々に機能してきていることを評価。浮上のカギを握ると期待を込めた。

 電光掲示板に並ぶカタカナが、日本ハムに威圧感を与えたのは間違いない。2番ウィーラー、3番ペーニャ、4番サンチェス、そしてブラジル生まれ日本育ちの7番フェルナンド。大久保監督は「良い勝ち方。本当に」と得点差以上の内容に充実感をにじませた。

 得点力不足にあえぐチームを横文字軍団が救った。まずはフェルナンドだ。0-0の2回2死二塁。144キロの直球をヤクルト・バレンティンのように豪快に引っ張った。火の出るような打球は三塁線を破り、二塁走者後藤が生還。先制点を奪った。「必死でした。毎回言いますけど、今回はレベルが違った。何でも良いからかえそうと思った」といつもは陽気なブラジリアンが、ここ一番の集中力で局面を打開した。

 続いたのは主砲ペーニャだ。1点リードの4回、先頭打者で迎えた。カウント1-0からの2球目、外角高め129キロのスライダーを振りぬいた。広い札幌ドームでも「ガツン!」と破裂音のような大音量が響き渡る。逆方向へ飛んだ弾丸のような鋭い打球は、失速することなく右中間スタンドの最深部に突き刺さった。「昨年は右方向のホームランが多かったのですが、今年は1本も右方向に打てていませんでした。右方向のホームランは調子が上がっている証拠」と会心の1発を喜んだ。

 前半戦最終戦で生まれた打線だ。15日の西武戦。同じ打順で挑み、4点差の9回にウィーラーの3ランなどで追いつき、11回に逆転勝ち。そこから先発に復帰予定だったレイの登録を見送り、打力強化のため野手3人を残した。先発の則本も8回1失点と好投し、打線が応えた。大久保監督は「外国人の四塁打(ホームラン)は素晴らしい。外国人に本塁打が出るのがこれからの戦いで大事」と今後の爆発に期待を寄せた。後半戦のカギを握るのは横文字軍団。好調の投手陣を援護する。【島根純】