日米のホームラン王がそろい踏みした。

 ソフトバンク王貞治球団会長(75)とハンク・アーロン氏(81)が4日、千葉・成田市のナスパ・スタジアムで行われた「第25回世界少年野球大会・千葉大会」の開会式に出席。

 通算868本塁打の王会長と、米大リーグ通算755本塁打のアーロン氏の“共演”に、16の国と地域から参加した130人以上の子どもたちも、目を輝かせた。

 大会を主催する世界少年野球推進財団の理事長を務める王会長は、「元気に野球を楽しんで、仲間たちと元気にエールを交換し、大きな大きな思い出を作って下さい」とあいさつ。同会長と大会の創設を提唱したアーロン氏も「夢と希望を忘れずに、この機会を大いに楽しんで下さい」とエールを送った。

 ともに打者役を務めた始球式では、千葉県の森田健作知事が投じたボールがアーロン氏の左腕に当たるハプニングもあったが、同氏は「まさか(ボールが)ぶつかるとは思わなくてビックリしたけど、痛くはなかったよ。王さんと2人で、いい思い出になりました」と笑顔。王会長は「アメリカから来てくださって、子どもたちに激励の言葉を頂いてありがたいですね」と感謝し、「子どもたちの笑顔を見ると、この大会を続けていけるように、また頑張ろうという気持ちになれます」と話した。