阪神藤浪晋太郎投手(21)が今日28日ヤクルト戦に先発する。夏の高校野球期間が終わり、26日ぶりとなる甲子園試合。「久々のホーム球場になる。勝って勢いをつけたい」と意気込んだ。前回20日巨人戦は9回途中を2失点。141球という球数に相性も考慮され、中7日でのマウンド。珍しく間隔を空けたが「中5日でも行けと言われれば行けた。調整自体、変えたつもりはないし、違いはないですね」と意に介さない。

 ヤクルト戦は今季4試合で無傷の3勝、甲子園では今季10試合で4勝1敗、防御率2・05と抜群の相性を誇る。山田との対戦にも注目が集まる中、「ヒットを打たれても得点に絡まなければいい」と冷静に勝利を追求する。

 ▼阪神先発の藤浪が、虎投44年ぶりの快挙をかけ、今日28日に先発する。藤浪は今季、8度の2桁奪三振をマーク。シーズン9度以上の2ケタ奪三振は、11年ダルビッシュ(日本ハム=14度)田中(楽天=10度)が最後。阪神では71年江夏(11度)以来となる。なお、虎投で2桁奪三振の同一シーズン9度以上を達成したのは過去2人で、江夏豊(68年20度、70年12度、71年11度)と村山実(59年9度)。