ダイエーで活躍した若田部健一氏(46=日刊スポーツ評論家)が、セレモニアルピッチでヤフオクドームのマウンドに立った。

 この日はイオン九州社の協賛試合。イオン傘下となったダイエーの店舗は9月1日から「イオン」に変更された。

 ダイエーからイオンへの意味を込め、イオンと書かれたユニホームを着た捕手役の柴原洋氏(41=野球評論家)へストライク投球。往年の投球フォームはそのままだった。

 ルーキーだった92年、平和台最後の年のユニホームを着用。「家から持って来ました。92年以来初めて着たけど、体形変わってないんでね。練習していなくても、自分の感覚があるんで。(ストライク投球に)ビックリしました。ダイエーの名前がなくなるのはさみしい思いはありますね」と話した。

 地元北九州市で育った柴原氏は「中学の時にダイエー球団が福岡にできて、衝撃的だった。ここに入りたいと思いました」とダイエーが福岡に球団をもたらしたことを感謝していた。