西武森本稀哲外野手(34)が21日、球団事務所で引退会見を行った。「髪の毛が抜ける病気で苦しい少年時代を過ごしたが、野球で活躍すると皆が認めてくれた。その一心でずっと頑張ってきた。自分に自信をつけさせてくれた」と野球に感謝した。日本ハム時代の同僚、新庄剛志氏にはメールで報告。「お疲れさん。今後も楽しめ、楽しめ」と返信があったという。

 06年球宴のピッコロ大魔王など得意のパフォーマンスは行わず、ユニホーム姿で会見した。「もうかぶり物はいいでしょう。世代交代です。浅村に託しますよ」と後任候補を指名し、周囲を笑わせた。今後の進路については「まだ何も考えていない」と話すにとどめた。