阪神金本知憲新監督が、二塁手の上本博紀をセンターに挑戦させた。

 甲子園での秋季練習。ベンチにはメニュー表が張り出され、午前と午後の2部構成。新コーチ陣も集う中、濃密な練習が行われた。その中でも特に目を引いたのが「センター上本」だった。

 「外野やってみるかと。これはこっちから提案したこと」と金本監督は説明。上本も「試合に出られるんだったら、どこでもチャレンジしたい」と応じたという。上本は粘りのある強打と俊足が売り。昨年は二塁の定位置をつかんだが、今季は故障などもあり、108試合で打率2割5分3厘にとどまった。まずは上本にとっては出場機会を得ることが重要。そこで出場の可能性を広げる意味でも外野を守らせたようだ。