日本ハム田宮裕涼捕手(23)が頭脳的「ゆあちょいす」で先発北山亘基投手(25)をピンチから救った。

5回無死一塁、オリックス渡部のバントは捕手前へふわりと上がった。田宮は前進して打球を捕球しかけたが、一塁走者の紅林が一塁へ戻りかけたことを察知して、あえてダイレクトキャッチせず、ワンバウンドで捕球。打者の渡部が左打者ということもありフォースアウトの二塁には送球せず、まず一塁に送球して渡部をアウトにした。その後、一塁のマルティネスが一塁走者の紅林を一、二塁間に挟んで、最後は遊撃の水野が紅林をタッチし、併殺を完成させた。

その後、先発の北山は3番宗を右飛に打ち取り、この回、無失点でしのいだ。 田宮は3回2死一塁でも鋭い送球「ゆあビーム」で渡部の盗塁を刺し、好投する北山を援護している。

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