世界一奪還へ、先陣を切る。大谷翔平投手(21)が「開幕投手」に正式に内定した。

 集合日だったこの日までに、小久保裕紀監督(44)は名前は伏せたが「本人には伝えました」と、初戦の8日韓国戦(札幌ドーム)での先発を通達。昨年の日米野球に出場したが、日の丸を背負っての真剣勝負はプロ入り初。「やるからには勝ちたい。優勝したい」と気迫満々だった。

 大役になる。過去のWBCなど、国際大会で数々の激闘を繰り広げてきた、アジア最大のライバルが相手。短期決戦の流れを占う中で、重要な初戦マウンドを託された。「相手に合わせることはしない。普段通り、自分の持っているモノを出せればいい」と気負いなく、照準を合わせた。