ソフトバンクが米大リーグのカブスを戦力外となった和田毅投手(34)を複数年契約で獲得する見込みであることが3日、分かった。

 球団幹部は「最終的な段階。順調」と話しており、2010年にパ・リーグ最多勝、最優秀選手に輝いた左腕が11年まで9年間プレーした古巣に、5年ぶりに復帰することになる。

 海外フリーエージェント(FA)権を行使し、オリオールズ入りした12年に左肘靱帯(じんたい)の修復手術を受けた和田はカブス2年目の今季、左脚の故障などで出遅れて8試合の登板にとどまり、1勝1敗、防御率3・62だった。大リーグでは通算21試合に登板し、5勝5敗、防御率3・36。

 和田が日本球界復帰を選んだ場合に、球団幹部は「練習の姿勢は若手のいい見本になる」と獲得を希望していた。