阪神金本知憲監督が2軍鳴尾浜キャンプを視察。

 -鳴尾浜で指導してみて

 金本監督 人数が少ないので、活気とか声は仕方ないので。でも、楽しみな選手が何人か見られたのでよかったです。

 -掛布2軍監督と話し込む場面があった

 金本監督 言われたことはすぐ忘れてしまう傾向があるので。やることが多すぎて、あれもこれも一気にすべてよくしたい気持ちが強すぎて、どうしても2つ、3つのことに集中できない。大事なことを忘れてしまうことがあるので。掛布さんとも話をしたんですけど、言う方が根気よく、忘れないうちに言ってあげることが大きな作業のひとつなのでね。こっちも根気も大事だなと思いましたね。

 -横田に2人で教えていた

 金本監督 彼を残した意味は、ずっと掛布さんが見られていたので、本当は安芸に連れて行きたかったですけど、そのまま続けた方がいいんじゃないかという判断で鳴尾浜に残して帰ったんですけど。ここ1年で彼の成長ぶりとか、どういう段階を踏んでここまで来たとか、2人で見ながら、いろいろフィーリングやイメージを出しながらやっていました。あとはこっちも根気よく、彼がどれだけ続けられるかが大きく関わってくると思うので。

 -横田の打撃を見て

 金本監督 3年かかって(打率)3割(本塁打)10本にするよりも5~6年かけて3割40本。そういうつもりで育てていきたい。

 -たくさんのファンが来ていた

 金本監督 選手はありがたく感じないとね。見てもらうのはいい意味で緊張感が出ますので、非常にいいことだと思います。

(囲み取材)

 -1、2軍の意思疎通は

 金本監督 (現役時代から)よく耳に入っていたからね。もちろん意識して、俺も気になるし。変えていこうというので、若手作って育てていこうというのがあれだから。今日、藤本にもいっぱい聞いたし、筒井にも聞いたし、また今岡とかね。ピッチャーにしても高橋建にね。久保さんにも結構、今日話聞いたけどね。逆に久保さんからも提案してもらったし。