楽天が9日、本拠地コボスタ宮城の天然芝張り付け工事を開始した。

 ビッグロールインストーラーという機械を使い、約1週間をかけて内外野のフェアグラウンドに冬芝の「ケンタッキーブルーグラス」を張る。寒冷地対策には、芝の下から温風などを吹き込み土壌温度・水分を管理する「サブエアーシステム」を使用。3月中旬をメドに芝を根付かせていく。

 川田喜則スタジアム部部長(42)は「張り付けが始まり、身が引き締まる思いです。天然芝によって選手の体にかかる負担を軽減でき、夏は放熱効果により涼しい環境でプレーができる。左中間後方に設置する観覧車などを含め、世界に誇れるボールパークにという思いで進めていきます」と力を込めた。