ソフトバンク工藤公康監督(52)が10日、福岡市の西戸崎合宿所を訪れ、新人合同自主トレを視察した。ドラフト1位高橋純平投手(18=県岐阜商)ら新人選手とあいさつを交わした。「プロ野球は難しいところで、他の選手が同じ考えを持っているわけではない。自分の考えを伝えて、コミュニケーションを取ってほしい」。自らの意思を大事に、プロ野球の道を進むことを求めた。

 前日9日の初日に左すねの張りを訴えた高橋の動きもチェック。この日は一部で別メニューだったが、キャッチボールなどで元気な姿を見せた。「張っているということだが、動きを見ても、悪くない。心配していない。緊張感もあるだろう。早く慣れてもらって、普段通りの動きができれば、大丈夫」と指揮官は問題視しなかった。ルーキー以外にも大隣や寺原らの練習風景を見つめた。「あいさつできてよかった」と満足げに合宿所を後にした。