2・20は新人祭り! オリックスのスタッフ会議が14日、ほっともっと神戸で行われ、春季宮崎キャンプ中の2月20日の韓国・斗山との練習試合は新人の登板日に決まった。

 新人投手はすべて2軍スタートとなったが、福良監督は「投げさせる日を決めてそこに合わせてもらう」と説明した。ドラフト2位近藤大亮(24=パナソニック)8位角屋龍太(25=ジェイプロジェクト)9位赤間謙(25=鷺宮製作所)の社会人3人の登板が確定。4位青山大紀投手(21=トヨタ自動車)は故障の影響もありコンディションが整っていないため未定だが、5位吉田凌(18=東海大相模)6位佐藤世那(18=仙台育英)の高校生組も、仕上がり次第でデビューする可能性が出てきた。

 「一番見たいのはプレートさばきです」と酒井投手コーチ。普段は穏やかでもマウンドに上がれば一変する、試合の方が力を発揮する。昨年まで酒井コーチが在籍した楽天で見守ってきた松井裕が、そうだった。高卒2年目で守護神に定着したのも、その変身力が力になった。

 「そういった選手が1軍に生き残っていく。伝え聞く限り、佐藤世那もそういうタイプと思う」と酒井コーチは期待する。「オリの松井裕」となれる存在はいるのか。大量デビューが見込まれる2・20から、高校生にも開幕1軍への道が開ける。【堀まどか】