慶大・木暮瞬哉投手(3年=小山台)がリーグ戦初勝利を挙げた。

同点に追いつかれた9回1死から3番手で登板。1死二塁のピンチをしのぐと、延長10回、11回、12回と走者を出しながらも無失点で切り抜け、延長12回裏に渡辺憩捕手(1年=慶応)のサヨナラ弾で勝ち投手になった。1勝1敗で迎えた3回戦は、引き分け間際。「去年の秋も法政さんとは4回戦まではいってるので、また明日もあるかなって思ってたんですけど、打ってくれて本当に助かりました」と、自身の白星と勝ち点に喜んだ。

サイドスロー右腕は今春3試合目の登板。これまでは被安打や失点がかさんでいたが「自分のストレートをあまり信じられなかった部分があったので、そこをちょっと見直して、今日は真っすぐ主体で押していこうと思いました」と開き直って好結果を得た。

堀井哲也監督(62)も「右サイドなんで当然、左打者にどういう投球をするかが1つのポイントだったんですけど、そこもしっかりと立派な気持ちで切り抜けて本当に立派な気持ちで。向かっていく投球を披露してくれました」と奮闘をたたえていた。