巨人の宮崎キャンプで臨時コーチを務めるOBの松井秀喜氏(41)が31日に宮崎入りし、夕方には市内のチーム宿舎で行われたミーティングに参加した。

 3年連続のキャンプ訪問となった松井氏は、選手や首脳陣を前に「高橋監督とは5年間一緒にプレーしました。ジャイアンツでも2002年まで10年間プレーしました。ジャイアンツの置かれている立場は非常に厳しいものがあると僕も理解しております。去年は優勝を逃し、去年は特に打てなかったと聞いておりますので、僕は野手出身ですから、この2週間、宮崎キャンプの中で技術的な部分、精神的な部分、そしてピッチャーに対する対策など、いろいろと私の経験をみなさんに伝えていけたらいいなと思います。また、バッテリーの方も、バッターは何が嫌なのかとかいうことがあれば、またお話できればいいなと思っております。ジャイアンツが、『一新』という中で、新しいスタートを切る中で、少しでもお手伝いできたらいいなと思います。2週間、短い期間ですけど、よろしくお願いします」とあいさつした。

 キャンプでは1軍から3軍までを巡回する予定だ。