ソフトバンクが29日、春季キャンプを打ち上げた。3年連続日本一を目標に掲げ、就任2年目の工藤公康監督(52)は主力から育成選手まで、対話路線を重視して、戦力の底上げに力を注いだ。

 キャンプの成果を聞かれ、「想定以上です。キャンプのデキとしては95点をあげてもいい。若い人にもっとハッスルしてほしかったが、それは僕の欲ばりな部分。若い人も成長してくれている」と手応えを隠さなかった。

 キャンプMVPには、5年ぶりに復帰した左腕和田と松田を挙げた。「ここでの準備はほぼできた。V3を達成できるのは、自分たちしかいない。素晴らしい戦いをしてくれる」。チームは福岡に戻り、今後はオープン戦で仕上げていく。