バドミントン男子シングルスでリオデジャネイロ五輪メダル候補の桃田賢斗(21=NTT東日本)が25日、開幕戦の巨人ヤクルト戦(東京ドーム)で始球式を行った。

 東京五輪にかけた「2020」の背番号をつけ、恥ずかしそうにマウンドへ。小学生時代に投手兼内野手でソフトボールをしていただけに、左腕からヤクルト1番上田の外角低めにズバッと直球を決めた。「今までにないぐらい緊張しました。でも思った以上にいいところに投げられたので気持ち良かった。投げた後に、会場がブワーッとなってうれしかったです」と笑顔で話した。

 幼い頃、同じ左打者として憧れていたのが巨人高橋由伸監督だった。始球式の後に同監督から「頑張ってね」と声をかけられ「震えました」と興奮気味だった。