DeNAは走攻守がかみ合い連勝、借金を9とした。

 1回、梶谷が三盗-本盗を決めるなどし2点。3回には4番ロペスが5号ソロで加点。4回には桑原が適時塁打を放ち、ヤクルト先発石川をKOした。

 先発砂田は横滑りのスライダーが有効。1、3回に得点圏で対した雄平を、ともに空振り三振に抑え、6回まで1失点に封じた。

 アレックス・ラミレス監督(41)が「勝ちにつなげた」と強調したのは、再三の堅守だった。

 1、4回に三遊間深いゴロをさばいた倉本。5回、スライスの打球にダイブして捕球した左翼の桑原。8回、三塁線を割らせなかった白崎。梶谷の走塁は際立つが、ディフェンスから試合を作って接戦を拾ったことに価値があった。右脇腹を痛めた筒香の程度は軽く、近日中に復帰できそう。バランスの取れた試合を継続し、5月の反転攻勢を掛ける。